2025年開催中の大阪・関西万博。
「小さな子どもを連れて行っても楽しめるの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
先日、私たち家族(大人2人+2歳の娘)で万博を訪問してきました!
この記事では実際に巡ったパビリオンの詳しい内容や子どもの反応、親として感じたおすすめポイントなど、体験をベースにレポートをお届けします。
これから訪れるご家族の計画作りの参考になれば嬉しいです。
家族構成と事前準備

家族構成
- 大人2名+2歳の娘の3人
持ち物と準備
- ベビーカー(必須アイテム!移動距離が長いため)
- 娘の昼食、おやつ、飲み物(待ち時間や移動時に大活躍)
- 着替え(汗をかいたり汚れた時用)
- スマホと充電器(当日予約や混雑情報確認に不可欠)

予約状況
- 金曜日の9時入場枠を確保(東口ゲートで予約してましたが、西口ゲートを利用)
- 「未来の都市」パビリオンのみ先着予約で確保(2ヶ月前、7日前は落選。3日前予約もアクセスができずにすぐに取れなかったのですが、更新ボタンを押しつつげているとたまにキャンセルが出てそれを確保しました。)
当日の流れ:午前:入場~ランチ
■ 8:20 西口ゲート到着

ホテルからタクシーで西口ゲートへ行きました。到着した頃は8時20分ごろだったのですが、すでにかなりの行列ができていました!
そこから8時40分ごろまで並んで待機し、その後一斉に荷物チェックレーンに移動する形です。人混みの中でベビーカーは少し動きにくかったですが、荷物検査も子どもを乗せたまま通ることができました。
9時10分ごろには入場できたと思います。入場後、すぐに当日予約枠の確保をするために予約サイトへアクセスしました。朝イチだったので、行きたいと思っていた「電力館」の10時の枠が空いており、確保することができました!
予約を消化しないと次の予約が取れないので、なるべく早めの時間帯を取りに行くのがおすすめです!
■ サウジアラビア館

入場後、電力館に向かうための通り道にあった、サウジアラビア館に立ち寄りました。9時台は空いており、待ち時間もなく入場できました。
超大型のスクリーンを使ったダイナミックな映像体験が楽しめる館内は、まるで異世界に入り込んだような没入感。ただし、照明が暗め&音響が大きいため、2歳の娘は少しびっくりして固まってしまいました。
建築物がとってもユニークで、これぞ万博!という没入感があります。展示内容はどちらかというと大人向けでした。
■ 大屋根リングをお散歩

少し時間が余ったので、大屋根リングに登り散策しました。
朝イチだったので人も少なく、景色も良く気持ちよく歩くことが出来ました。リングの1/4程度歩いたと思います。
上から見る、パビリオンの建築はなかなか見応えがありました!
■ ボーネルンドの遊具でひと遊び


サウジアラビア館を楽しんだ後、電力館に向かうと、近くに設置されていたボーネルンドの遊具エリアを発見!
ここは屋外の遊具スペースで、滑り台やシーソーなどがあり、子どもが思い切り体を動かして遊べます。
娘はここで大はしゃぎ。朝の入場待機で少し疲れていた様子もリフレッシュできたので、親としても助かりました。
「待ち時間の合間に遊ばせられる場」として非常におすすめです!
■ 電力館(当日予約)

電力館はこの日娘が一番楽しんだパビリオン!
光る卵型のデバイスを首にかけて、未来のエネルギーや電力の仕組みを遊びながら学べる体験型展示が多く、小さな子どもも飽きません。
2歳児にはちょっと難しいゲームもありましたが、光る卵に夢中になっていました!


タッチパネルや光るインタラクティブな仕掛けに娘は夢中に。親は説明パネルもしっかり読めて、家族全員がそれぞれの楽しみ方を見つけられました。
■ 未来の都市(先着予約)


予約していた未来の都市館では、未来の都市空間や交通システムを体感する展示が中心。
この間娘は疲れからか、ベビーカーで寝ていたので、大人でじっくりと解説などを聞きながら楽しむことができました。
■ 昼食:キッチンカーのたこ焼き&当日解放枠を狙って予約確保


ランチは未来の都市館近くのキッチンカーエリアでたこ焼きを購入。このエリアは万博会場の西側のハズレにあるので、お昼時でもスムーズに席を見つけることが出来ました。
青空の下、テーブル席で手軽に食べられるスタイルが子連れには大助かりでした。
また、この間にスマホで当日開放枠をチェックし、狙っていたヘルスケアパビリオンの予約枠も確保しました。
ヘルスケアパビリオンは12時半に解放されると聞いていたのですが、5分おきくらいに何度か順々に解放されていたようです。何度か確保できずに失敗したのですが、12時45分ごろに解放された夕方16時台の枠で確保することが出来ました。
当日の解放枠については、こちらの記事でまとめています。

午後:パビリオン巡りと夕食
■ パソナパビリオン(ベビーカー優先あり)

西側エリアにいたので、そのまま近場のパソナパビリオンに立ち寄りました。
ベビーカー優先ルートがあるため、ストレスなく入場。大体10分くらいで入場できたかと思います。
アトムの映像は子どもも楽しんでいましたが、全体的に大人向けのパビリオン。特にiPS細胞で作られた心臓をこの目で見ることができ、大人は大興奮でした!

■ インド(バーラト)館


インド館は色彩豊かな空間演出と音楽が魅力。
展示では伝統文化と最新テクノロジーが融合した未来のインドを紹介しており、娘は明るい映像と音楽に反応して体を動かして楽しんでいました。
パビリオンで売っていたカレーとラッシーに心惹かれました・・・!
■ ブラジル館

こちらは30分程度並び、入場。アートな空間が広がるブラジル館は、大人が楽しめるパビリオン。最初に出迎えてくれる、空間を大きく使ったアート作品は圧巻。

進んでいくと、ボディペイントが楽しめるエリアも。
■ クラゲ館

こちらは特に並ばずに入ることが出来ました。音楽をテーマにした、シグネチャーパビリオンの一つで、子どもも楽しむことが出来ます。


太鼓を叩いたり、謎のオブジェで遊んだり、娘も楽しんでいました!大人よりは子どもが楽しむ内容になっています。
■ スペイン館(ベビーカー優先あり)


アートと未来的なデザインが印象的なスペイン館。こちらもベビーカー優先レーンのおかげでスムーズに入場。
内部は照明や映像演出が美しく、娘は光の動きや色の変化を楽しんでいました。親子で楽しめる大人っぽいパビリオンとしておすすめ。
お土産ショップでは、オリーブオイルがたくさん販売されてました!
■ ヘルスケアパビリオン(当日予約2個目)

親が一番楽しめたのがヘルスケアパビリオン。
「リボーン体験」と呼ばれる未来の医療と健康をテーマにした没入型のコンテンツは、2050年の自分に出会うことが出来ます。
また、リボーン体験後も民間企業が提供しているブースで体験が可能で、面白かったです。このパビリオンは、企業提供なのでお土産もたくさんもらえることができて、それも嬉しかったです笑

子どもが楽しめるVRを使用したコンテンツもあり、子どもも楽しめる内容になっていると思います。
また、パビリオンの最後には「筋膜シート」も見ることが出来ます!
■ 夕食:パキスタン料理へ
夕食は会場内のパキスタン料理の店へ。特に決めていた訳ではなく、フラッと入店したのですが、とってもおいしかったです!
我が家はジャンバラヤとナンピザをオーダー。娘はナンピザにどハマりして、たくさん食べていました!食後に頼んだ、マンゴラッシーも美味しく、とっても大満足でした!
ジャンバラヤは辛かったので子どもは食べてないですが、ナンピザは子ども大好きな味だと思います!店内もそれなりに広いですし、何より回転が速いのでおすすめです!
19時ごろ退場、お土産ショップ事情

帰る前にお土産ショップに立ち寄ったところ、長蛇の列!
閉場間際はお土産購入希望の来場者が集中するため、かなりの待ち時間が発生していました。
今回はどうしても買いたかった品があり、なんとか購入しましたが、お土産はなるべく早めの時間帯に購入しておくことを強くおすすめします。
帰りは再びタクシーでホテルへ。タクシー乗り場も混雑は全くなく、すぐに乗ることが出来ました。
子連れで感じた良かった点・注意点
良かった点
- ベビーカー優先対応のパビリオンが多数あり安心。
- 電力館・ボーネルンド遊具など子どもが楽しめるスポットが充実
- 心配だった食事も問題なく取ることができる(特に下調べなし)
- 当日解放枠を忘れずに狙えば、人気パビリオンの予約できる
注意点
- 午後以降の混雑が増すため、午前中の計画がカギ(特に昼以降は入場制限をしているパビリオンがほとんど)
- お土産ショップは閉場間際は大混雑。午前中の購入推奨
- 海外パビリオンの多くは大人向け。日本の民間企業のパビリオンの方が子どもは楽しめる
そのほかの注意点はこちらの記事にまとめています

まとめ
2歳児連れでも工夫次第で十分楽しめる大阪万博。
娘は電力館やボーネルンドの遊具に大喜び、親はヘルスケアパビリオンで学びと感動の体験ができ、大満足の1日となりました。
これから大阪万博に訪れるご家族の方に、ぜひ実体験として参考にしていただければと思います!