「家族旅行は疲れるだけ?」を卒業!旅ライターが教えるラク旅のコツ10選

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家族旅行、本当に楽しめていますか?

「家族旅行から帰ってきたら、どっと疲れが出てしまった」「子どもはぐずるし、荷物は多いし、結局バタバタしただけ」そんな経験はありませんか?

私は旅ライターとして10年以上、数百組の家族旅行に同行してきました。その中で気づいたのは、「疲れる家族旅行」と「楽しい家族旅行」には明確な違いがあるということです。

疲れてしまう家族旅行には共通のパターンがあり、それを避けるちょっとしたコツを知るだけで、家族旅行は劇的にラクになります。この記事では、私が現場で学んだ「ラク旅」の実践的なテクニックをご紹介します。

家族旅行が疲れる主な原因とは?

移動や荷物が多すぎる

「せっかくの旅行だから」と欲張って複数の観光地を巡ったり、「何かあったら困る」と必要以上に荷物を持参したりしてしまいがちです。

子どものぐずり・予定の詰め込みすぎ

大人のペースで詰め込んだスケジュールは、子どもにとって大きな負担。子どもがぐずり始めると、親もイライラして家族全体の雰囲気が悪くなります。

親の「完璧にしなきゃ」というプレッシャー

「家族みんなに楽しんでもらいたい」という親心から完璧な旅行を目指してしまい、少しのトラブルも大きなストレスに感じてしまいます。

家族間の意見の食い違い

家族それぞれに「やりたいこと」があるのは自然ですが、それを調整せずに出発すると現地でもめることになります。

家族旅行をラクにする10のコツ

1. 移動は無理せず「余裕のあるスケジュール」を組む

移動時間は実際にかかる時間の1.5倍を見積もり、「一日に行ける場所は2〜3箇所まで」を目安にするのがポイントです。子どもがいる場合は、途中でトイレ休憩や授乳が必要になったり、道に迷ったりする可能性も考慮に入れてください。

「一箇所をじっくり楽しむ」という気持ちでいると、思わぬ発見や家族の会話を楽しむ余裕が生まれます!

2. 荷物は最小限に!現地調達・レンタルを活用

おむつや日用品は現地で購入、ベビーカーはレンタルを活用。「3日分の荷物を1日分にまとめる」つもりで厳選するのがコツです。最近では宿泊施設でも子ども用品の貸し出しを行っているところが増えています。

荷物を減らすことは移動の負担を大幅に軽減し、親の体力温存にもつながります。

3. 子どものペース優先。観光スポットは「数より質」

子どもが疲れていたり興味を示さなかったりする時は、無理に観光を続けるより休憩を取る勇気が大切です。

一箇所でも子どもが心から楽しめる場所で過ごす時間は、複数の場所を駆け足で回るよりもずっと価値があります。子どもが夢中になって遊んでいる姿を見ることも、親にとっては最高の思い出になるはずです。

4. 休憩スポット・子連れOKカフェを事前にリサーチ

子どもが疲れた時やおむつ替えが必要な時に利用できる場所を事前に調べておくと安心です。

キッズスペースがある、子ども用のイスやカトラリーを用意してくれる、ベビーカーで入店できるなど、子連れに優しいお店を見つけておくと食事の時間もリラックスして過ごせます。公園や児童館なども併せてチェックしておくと便利です。

5. 夫婦・親子で「役割分担」を明確に

「パパは運転と荷物運び」「ママは子どもの世話」など、それぞれの得意分野に応じて役割を決めておくことが重要です。役割分担をすることで一人に負担が集中することを避けられますし、家族みんながチームとして協力している実感も得られます。

子どもにも年齢に応じた役割を与えることで、旅行への参加意識が高まります。

6. 子どもが退屈しない「旅のお楽しみグッズ」を準備

新しい絵本、色鉛筆とスケッチブック、特別なお菓子など、移動中の時間を楽しく過ごすアイテムを用意しておくと効果的です。

普段は使わない特別なアイテムを旅行用に準備することで、子どもの気分転換にもなります。タブレットに動画をダウンロードしておくのも良いですが、「移動中の特別な時間だけ」というルールを決めておくのがおすすめです。

こちらの記事におすすめのおもちゃをまとめているので、ぜひご覧くださいね!

7. ホテル・宿選びは「子連れフレンドリー」重視

ベビーベッドの貸し出し、子ども用アメニティ、ファミリー向けの部屋設備があるかどうかを基準に選ぶのがおすすめです。大浴場がある宿では家族風呂や貸切風呂があるかも確認ポイント。朝食バイキングがある場合は、子どもが食べられるメニューがあるかどうかも事前にチェックしておくと安心です。

8. 予定変更もOKな「ゆるい気持ち」でのぞむ

「雨が降ったから屋内で過ごそう」「子どもが疲れたから早めにホテルに戻ろう」など、予定変更をポジティブに受け入れることが大切です。完璧を求めすぎず、「それも旅の面白さの一つ」と捉える心の余裕を持つことで、思いがけない発見や出会いが生まれることもあります。

旅行の目的は「予定を消化すること」ではなく「家族で楽しい時間を過ごすこと」です。

9. スマホアプリや地図を活用して迷子や時間ロスを防ぐ

地図アプリや乗り換え案内を活用して効率的に移動。現地の最新情報もリアルタイムで確認することが重要です。特に子連れの場合は、迷子になったり目的地までの時間を読み間違えたりすると大きなストレスになります。

営業時間の変更、イベント情報、混雑状況なども旅行中に積極的にチェックするのがコツです。

10. 家族全員の「旅の目的」を事前に共有する

パパ、ママ、子どもそれぞれが何を楽しみにしているのかを事前に話し合い、バランスよく旅程に組み込むことがポイントです。すべてを叶えることは難しくても、家族全員の「楽しみ」を旅程に盛り込むことで満足度の高い旅行になります。

旅行の目的を共有することで家族の絆も深まり、お互いの価値観や興味を知る良い機会にもなります。

まとめ:「ラク旅」で家族の絆をもっと深めよう

家族旅行は決して「疲れるもの」ではありません。今回ご紹介した10のコツを意識するだけで、あなたの家族旅行は劇的に変わるはずです。

完璧な旅行を目指すのではなく、家族みんなが笑顔で過ごせる時間を大切にしてください。失敗やハプニングも含めて、すべてが家族の大切な思い出になります。

次の家族旅行では、ぜひこの記事のコツを実践してみてください。「疲れる家族旅行」から「楽しいラク旅」への変化を、きっと実感していただけることでしょう。

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この記事を書いた人

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