子連れ旅行に最適なスーツケースの選び方完全ガイド

目次

子連れ旅行でスーツケース選びが重要な理由

家族での旅行は素晴らしい思い出になりますが、子連れでの移動は想像以上に大変。特に赤ちゃんや小さな子どもを連れた旅行では、おむつやお気に入りのおもちゃ、着替えなど持ち物が多くなりがちです。この荷物の多さと管理の難しさから、スーツケース選びは旅の快適さを大きく左右する重要な要素となります。

また、子どもの年齢によっても必要な持ち物や荷物の量は変わります。乳児期は離乳食やおむつなどがかさばり、幼児期になると子ども自身の好みの洋服やおもちゃも増えてきます。

小学生になれば自分の荷物を自分で持つことも可能になるでしょう。このように子どもの成長段階に合わせたスーツケース選びが、家族旅行を成功させるポイントです。

適切なスーツケースがあれば、旅行中の移動がスムーズになり、家族全員がストレスなく楽しい時間を過ごせます。この記事では、子連れ旅行に最適なスーツケースの選び方を詳しく解説していきます!

スーツケースの基本知識をまずインプット

サイズと容量:子連れは1サイズUPがおすすめ

スーツケースを選ぶ際、まず考慮すべきはサイズと容量です。

大人1人の荷物を入れる場合、以下の目安になります。

  • SSサイズ(30~40L):1~2泊の短期旅行向け、機内持ち込み可能
  • Sサイズ(40~50L):2~3泊の旅行向け、多くは機内持ち込み可能
  • Mサイズ(50~70L):3~5泊の旅行向け
  • Lサイズ(70~100L):1週間程度の旅行向け
  • LLサイズ(100L以上):長期旅行向け

子連れ旅行では、通常より一回り大きいサイズを選ぶことをおすすめします。
例えば、大人2人と幼児1人の3~4泊の旅行なら、大人だけならSサイズで足りるところをMサイズ(60L前後)を選ぶと良いでしょう。

機内持ち込みのサイズは?

機内持ち込み可能サイズは航空会社によって異なります。

一般的には、
・3辺の合計が115cm以内 かつ
・重量が7~10kg以内
例:JAL、ANAの場合、55×40×25cm以内で、重量は10kgまで


子連れ旅行では機内持ち込みサイズのスーツケースとチェックインする大きめのスーツケースを組み合わせると便利です。

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サムソナイト コスモライト スピナー55
軽量で丈夫、機内持ち込み可能なコンパクトサイズで子連れ旅行の補助バッグに最適。

素材の種類と特徴:子連れはポリカーボネート一択!

スーツケースの素材は大きく分けてハードケースとソフトケースがあります。

ハードケースの主な素材:

  • ポリカーボネート:軽量で耐衝撃性に優れている
  • ABS樹脂:比較的安価で軽い
  • アルミニウム:非常に頑丈だが重い

ソフトケースの主な素材:

  • ナイロン:軽量で伸縮性がある
  • ポリエステル:安価だが耐久性はやや劣る

子連れ旅行では、子どもが誤って倒したり上に乗ったりしても大丈夫なよう、耐久性の高いハードケースがおすすめです。

特にポリカーボネート製は軽量かつ丈夫で、子どもの取り扱いにも耐えられます。また、飲み物をこぼされても拭き取りやすい防水性も魅力です。

デメリットは高価になる場合は多いという点。ただ、その分長く使えるので我が家では、ポリカーボネート製のスーツケースを利用しています!

キャスター(車輪)の重要性

キャスターは旅行中の移動のしやすさを左右する重要な要素です。

  • 2輪タイプ:一方向にのみ動くため直進安定性が高いが、小回りが利きにくい
  • 4輪タイプ(スピナー):360度回転するため小回りが利き、少ない力で操作できる
  • 8輪タイプ(ダブルホイール):安定性と走行性に優れ、静音性も高い

子連れ旅行では、片手で子どもと手を繋ぎ、もう片方の手でスーツケースを操作することが多いため、少ない力で動かせる4輪または8輪タイプが圧倒的におすすめです。
特に8輪タイプは段差や凸凹道でも安定した走行が可能で、空港や駅の長い通路での移動も楽になります。

また、キャスターの素材としては、ウレタン製やシリコン製は静音性に優れ、早朝や夜間の移動時にゴロゴロ音を軽減することができます。

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エース プロテカ マックスパス
静音性と走行性に優れた4輪キャスター搭載で、子連れでの移動がスムーズ。静かな走行音も魅力です。

子連れ旅行のためのスーツケース選び「5つの基準」

①軽量性:片手で操作できる重さを選ぶ

子連れ旅行では、子どもを抱っこしたり手をつないだりしながらスーツケースを操作することが多いため、軽量であることは非常に重要です。空のスーツケース自体の重さは、Mサイズで3kg前後を目安にすると良いでしょう。

荷物を詰めた状態での総重量も考慮する必要があります。国際線の受託手荷物の重量制限は通常23kg程度ですので、スーツケース自体が重いと、その分中の荷物が少なくなってしまいます。

軽量モデルは素材が薄いため耐久性を心配する声もありますが、最近の高品質な軽量スーツケースは十分な強度を備えています。

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イノベーター アルミキャリー
アルミフレームながらも軽量設計で、強度と軽さを両立。高級感のあるデザインも魅力。我が家ではこちらを愛用しています!

走行性能:スムーズな移動のために

子どもと一緒に移動する際、スーツケースの走行性能は非常に重要です。空港や駅の長い通路、ホテルの廊下、市街地の歩道など、様々な場所でスムーズに移動できることが求められます。

良質なキャスターは、少ない力で方向転換ができ、振動も少なく、静かに走行します。特に子どもの手を引きながらの移動では、片手で簡単に操作できる走行性能が重要です。

また、海外旅行の場合、たとえばヨーロッパだと石畳だったり、アジアだと道路の整備が甘かったりでガタガタ道をスーツケースで歩くことも。そんな時も走行性が優れているスーツケースであれば、ストレスが少なくすみます。

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ブリーフィング H-60 SD
航空機グレードのボールベアリング採用キャスターで、安定的な走行性能を実現。段差も軽々と乗り越えます。

耐久性:子どもの取り扱いにも耐える強さ

子どもは好奇心旺盛で、スーツケースを椅子代わりに座ったり、取っ手を強く引っ張ったり、上に乗ったりすることも。そのため、子連れ旅行用のスーツケースは通常以上の耐久性が求められます。

特にハンドルやキャスター、ファスナーといった可動部分の耐久性が重要です。これらの部分が壊れると修理が必要になり、最悪の場合は旅行中に使用できなくなってしまいます。

また、子どもが誤って倒したり落としたりしても中身が守られるよう、本体の耐衝撃性も重要です。有名メーカーの製品は、様々な耐久テストをクリアしており、長期間の使用に耐える設計になっているので安心です。

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ゼロハリバートン ジオ アルミニウム 3.0
航空機グレードのアルミニウム素材を使用し、耐久性は折り紙付き。長く使える一生物のスーツケースです。

収納力と整理のしやすさ

子連れ旅行では持ち物が多いため、効率的に収納できるスーツケースが理想的です。内部に複数の仕切りやポケットがあると、用途別に荷物を分類して収納できます。

特に便利なのは、スーツケースを開けた時に両面に収納できるタイプです。片面には大人の衣類、もう片面には子どもの衣類と分けて収納することで、旅行中の荷物管理が格段に楽になります。

また、外側にアクセスしやすいポケットがあると、パスポートやスマートフォン、おやつなど、すぐに取り出したいものを収納できて便利です。

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エースジーン フレックスルーフ
収納力抜群の国産スーツケース。拡張機能付きで、お土産で荷物が増えても安心です。

セキュリティ機能

旅行中の荷物の安全を守るため、セキュリティ機能は非常に重要です。特に、子どもの大切な持ち物を入れておく場合は、しっかりとしたロック機能が求められます。

国際線利用時には、TSAロック(アメリカ運輸保安局が認可した特殊な鍵)対応のスーツケースを選ぶことをおすすめします。これにより空港での手荷物検査がスムーズになり、ロックを壊されるリスクも減ります。

また、子どもが勝手にスーツケースを開けられないよう、操作が難しすぎない程度のロック機能が理想的です。ダイヤル式のロックは数字を覚えやすく、キーを紛失するリスクもないため便利です。

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トラベルプロ マックスライト5 インターナショナル キャリーオン
TSAロックと高いセキュリティ機能を備え、耐久性にも優れた実用的モデルです。色もスーツケースには珍しいピンク色も!

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子どもの年齢別・旅行タイプ別おすすめスーツケース

乳幼児(0〜3歳)連れの場合

乳幼児を連れた旅行では、おむつや着替え、ミルク、離乳食など持ち物が多くなります。また、子どもを抱っこしながらの移動が多いため、両手が使えるシーンが限られます。

このような状況に最適なのは、軽量で走行性能に優れた4輪または8輪タイプのスーツケースです。また、ベビーカーと併用しやすいコンパクトなサイズ感も重要です。

Mサイズ(60L前後)の軽量スーツケースに、日常的に使用するものを入れたトートバッグやリュックを組み合わせる方法がおすすめです。リュックは両手が空くため、子どもの対応がしやすくなります。

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カーゴ エアレイヤー
3.2kgと超軽量ながら容量60Lを確保。8輪静音キャスターで操作性も抜群です。

幼児〜小学生(4〜12歳)連れの場合

幼児から小学生になると、子ども自身も荷物を持てるようになります。この年齢に適しているのは、子どもサイズのキッズ用スーツケースです。自分のスーツケースを持つことで、子どもの自立心や冒険心を育むことができます。

ただし、子どもが疲れてしまった場合に備えて、大人が持てるサイズと重量であることも大切です。また、子どもが好きなキャラクターやカラフルなデザインのものを選ぶと、旅行へのモチベーションが高まります。

親子でお揃いのデザインのスーツケースを使うのも良い方法です。大人用と子ども用でサイズは異なりますが、同じシリーズの製品を使うことで、旅行気分を盛り上げることができます。

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キッズキャリー
子どもが自分で持てる軽量設計と、カラフルで可愛いデザインが人気のキッズ向けスーツケースです。

国内旅行と海外旅行の違い

国内旅行と海外旅行では、スーツケース選びのポイントが異なります。

国内旅行の場合:

  • 日本の公共交通機関は階段や狭い通路が多いため、扱いやすいコンパクトサイズが有利
  • 2〜3泊なら40〜50L程度のSサイズが適切
  • 電車移動が多い場合は、持ち上げやすい軽量モデルが便利
おすすめ商品(国内旅行)

エースジーン コーナーストーンZ
扱いやすいコンパクトサイズと軽量設計で、日本の公共交通機関での移動に最適です。

海外旅行の場合:

  • 長期滞在になるため、より大きな容量(60〜80L)が必要
  • 国際線の受託手荷物重量制限(通常23kg)を考慮した軽量モデル
  • TSAロック対応は必須
  • 帰りのお土産スペースを確保するため、拡張機能付きモデルが便利

また、特に海外旅行では荷物が多くなりがちなため、家族で複数のスーツケースを持参するケースが多いです。その場合、サイズや色を揃えると見た目がスマートで、紛失防止にも役立ちます。

おすすめ商品(海外旅行)

サムソナイト オクトライト スピナー75
大容量かつ軽量で拡張機能付き。海外旅行での長期滞在とお土産の持ち帰りに最適です。

スーツケース選びのよくある質問(FAQ)

飛行機の受託手荷物の重量制限は?

航空会社によって異なりますが、国際線の一般的な重量制限は23kg(エコノミークラス)です。国内線では20kgが多いですが、LCCではより厳しい制限が設けられていることもあります。必ず搭乗予定の航空会社の公式サイトで確認しましょう。

子どもが自分でスーツケースを持つのは何歳から?

個人差はありますが、4〜5歳頃から小さな子ども用スーツケースを短時間なら持てるようになります。ただし、長距離や長時間の移動では疲れてしまうため、大人がサポートできる体制を整えておくことが大切です。子どもの体力と性格を考慮して判断しましょう。

スーツケースの修理やパーツ交換はどうする?

多くの有名ブランドは保証期間を設けており、その期間内なら無償または有償で修理対応してくれます。特にキャスターやハンドル、ファスナーなどの可動部分は消耗しやすいため、修理サービスがしっかりしているメーカーを選ぶことをおすすめします。例えば、リモワは5年間の保証があり、日本国内の正規店舗で修理対応可能です。

兄弟・姉妹で共有できるスーツケースの選び方は?

性別や年齢差を考慮して、中性的なカラーや誰もが好むデザインを選びましょう。また、調整可能なハンドルの高さや、軽量で扱いやすいモデルなら、年齢差があっても使いやすいでしょう。耐久性の高いモデルを選べば、下の子に引き継いで長く使うこともできます。

レンタルスーツケースは子連れ旅行におすすめ?

年に1〜2回程度の旅行であれば、レンタルも経済的な選択肢です。特に成長過程の子どもに合わせたサイズが必要な場合や、旅行先によって異なるタイプのスーツケースが必要な場合に便利です。レンタルサービスとしては【アールワイレンタル】などが人気です。

まとめ:子連れ旅行を快適にするスーツケース選びのポイント

最後に、子連れ旅行に最適なスーツケースを選ぶ際の重要ポイントをまとめると・・・

  1. 軽量性と走行性能を重視する:子どもを抱っこしたり手をつないだりしながらでも操作できるよう、軽量で操作性の高いモデルを選ぶ。
  2. 子どもの年齢に合わせて選ぶ:乳幼児期は親が全ての荷物を管理するため大容量モデルを、幼児以降は子ども自身も荷物を持てるようキッズモデルの導入も検討する。
  3. 旅行タイプに合わせて選ぶ:国内と海外、また温泉やスキーなど目的地に合わせた機能性を重視。
  4. 耐久性と安全性を確認する:子どもが乱暴に扱っても壊れにくい頑丈なモデルと、しっかりとしたロック機能を備えたモデルがおすすめ。
  5. 成長に合わせて買い替えを検討する:子どもの成長に伴い、必要な容量や機能は変わります。長期的な視点で適切なタイミングでの買い替えも検討。

家族にとって使いやすく、旅の思い出作りをサポートしてくれるスーツケースを選ぶことが大切。この記事を参考に、ぜひ素敵な家族旅行をお楽しみください!

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この記事を書いた人

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