はじめに|肩の荷をおろして、箱根で深呼吸
ママはお正月だって休めません(泣)。そんな私を気づかって、パパが年明けにサプライズで用意してくれたのが箱根の強羅花壇の休日でした。3歳の息子も連れての家族旅は準備が大変と思いきや、強羅花壇の手厚いホスピタリティに助けられ、肩の力がふっと抜ける時間に。
この記事では、アクセスから客室、食事、温泉など、リアルな子連れ強羅花壇体験をお届けします。
強羅花壇ってどんなお宿?|ロビーと柱廊が迎える別世界
閑院宮別邸を前身とする強羅花壇は、明治天皇の第四皇子である閑院宮載仁親王が自ら創業し、命名した由緒ある宿。
“花に囲まれた庭で客人をもてなす”という〈花壇〉の名前の通り、皇族文化の雅を現代へ受け継いでいます。
ロビーで感じるタイムスリップ感

大正時代の宮家別邸をリノベーションした館内は、歴史ある梁とモダンな照明が融合した和モダン空間。チェックイン時にはスタッフがベビーカーと荷物をサッと預かってくれ、旅の緊張が一気にほぐれました。
四季映す柱廊のフォトジェニック体験

ロビーからまっすぐ伸びるガラス張りの柱廊は、強羅花壇を象徴する「光の回廊」。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季を映すフォトスポットです。季節を感じられるように、あえて暖房や冷房を控えているそう。
1月の柱廊はとーっても寒かったのですが、歩くたび頬で季節を味わえる体験でした。
アクセス|電車も車もラクラク到着
公共交通機関でも車でも迷わず到着できます。今回は電車を利用して向かいましたが、強羅駅で旅館に電話を一本入れると、駅前にベンツ Sクラスの送迎車がスタンバイしてくれます!
スーツケースとベビーカーをスマートに積み込んでもらい、手ぶらでチェックイン。荷物が多い子連れ旅には、頼もしすぎるサービスでした。
電車ルートはロマンスカーと箱根登山鉄道を乗り換えて
新宿からロマンスカーで箱根湯本へ。そこから箱根登山鉄道「強羅」駅で下車し徒歩3分。駅からの距離が短いので子ども連れでも安心でした。
無料駐車場完備、バレーサービスも

タクシーだと小田原駅から約30分、
自家用車やレンタカーで向かうなら小田原厚木道路の箱根口ICから約25分。無料バレーサービスがあり、駐車もスムーズです。
強羅花壇
住所:〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
電話(代表):0120-131-331
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サロンでくつろぐひと時

強羅花壇には「サロン青嵐」と「ラウンジ花影」というパブリックスペースがあります。サロン青嵐は大きなガラス窓とライブラリーが魅力の静かなリラクゼーションサロン、ラウンジ花影は畳敷きの和モダン空間で庭を眺めながらお茶を楽しめるティーラウンジです。
サロン青嵐で味わう絶景ティータイム

チェックイン後はサロン「青嵐」の大窓越しに庭園を眺めながらひと休みです。バーテンダーさんにコーヒーやビール、お茶菓子をオーダー出来ました。息子もミルクを頂いて嬉しそう。お庭を眺めながら、家族そろってリラックスできました
子連れに優しい客室|内風呂&ベランダからの絶景

小さな子どもと一緒の旅でいちばん嬉しいのは「気兼ねなく過ごせる自分たちだけの空間」。強羅花壇の客室は、その理想をまるごと叶えてくれます。内風呂で好きなときに温泉へ、バルコニーで四季の絶景を独り占め。家族のペースで楽しむ、贅沢時間の始まりです。
内風呂で24時間温泉三昧

客室内の温泉は湯船が浅めで、滑り止めマットも完備。3歳の息子でも安心して浸かれます。冷え込みが厳しい夜も、「寒いね~」と言いながら好きなタイミングでポカポカのお湯に入れる幸せは格別でした。
ベランダからの四季折々の絶景

今回泊めて頂いたのは「バルコニー付き貴賓室」というお部屋。バルコニーへ一歩踏み出すと、箱根外輪山の大パノラマが眼前に広がります。訪れたのは1月なので、頬がキリッと痛むほどの冷え込み。それでも大きなソファにゆったり身を預け、雪化粧した庭を眺めた瞬間、思わず「わぁ…!」と歓声が漏れました。
子連れにやさしいサービス

予約時に子供と一緒のことを伝えてあったので、お部屋には小さな子ども用歯ブラシや子供のサイズの浴衣と半纏、キュートなミニ下駄が用意されていました。
その他にも、我が家では利用しなかったのですが、まだまだ頼もしいベビー向けのサービスが揃っています。
・ベビーベッド&和室に敷けるベビー布団の無料貸し出し
・ベビーバス、ベビーソープ
・トイレの子ども用便座
・おむつ用ゴミ箱
これらは数に限りがあるようなので、予約の際に確認することをお勧めします。
夕飯はお部屋でゆったり懐石
夕食は部屋食だったので、息子が立ち上がったり声を上げたりしても周りに気兼ねなし。家族だけの空間でゆったり味わえる、これ以上ないリラックスタイムでした。
大人の五感を満たす季節の品々

季節の八寸、炭火でふっくら焼いた鯛、出汁が香る椀物──。温かい料理は湯気をまとったまま、冷たい料理はひんやりした温度を保ったまま、お部屋へ一皿ずつタイミング良く運ばれてきます。

大人用の懐石(二人前)に炭火焼きステーキまで追加した結果、テーブルいっぱいに料理が並び、三人では到底食べきれないほどのボリュームになりました。


大人と一緒のご飯に息子もにこにこ
息子の席には、あらかじめかわいらしい子ども用のプレートとスプーン&フォークをセットしてくださいました。大人の懐石から柔らかなお肉や鯛の身、彩り野菜を取り分けてあげると、息子は「おいしいね」とニコニコ。家族で同じ料理を共有できるのがうれしくて、私たち夫婦もつい笑顔がこぼれました。
食後は大浴場へ

強羅花壇には3本の源泉があり、そのうち2本は庭園地下から湧く自家源泉。泉質は弱アルカリ性単純泉で、無色透明です。とろりとした湯が肌を包むたびに、まるで絹をまとったようなやわらかさに思わずうっとりしました。
露天風呂付の美肌の湯

檜の香りがふわっと立ちのぼる内湯で体を温めたら、庭の緑に囲まれた露天風呂へ。夜は湯けむり越しに舞う粉雪と雪景色が綺麗で、朝は小鳥のさえずりがBGM。耳まで浸かって空を見上げると、日常の雑音がすっと溶けていくのを感じました。
※お風呂の写真は公式サイトよりお借りしました。
子どもの入浴について
大浴場はおむつが取れてから利用OK。まだの子は、内風呂付き客室が便利だと思います。料金は風呂なし和室よりおおよそ+5万円が目安のようです。
朝食もお部屋で|子どもが喜ぶ和朝食

朝食もお部屋でいただきました。湯上がりのほかほかの身体で窓を開けると、朝霧に煙る箱根外輪山が一望でき、思わず息子とジュースで「おはよう!」と乾杯。内風呂の檜の香りがほのかに残る中、土鍋ご飯の湯気と味噌汁の香りが食欲をそそります。
土鍋ご飯と焼鮭でエネルギーチャージ

土鍋で炊いたツヤツヤご飯に、香ばしい焼鮭とふわふわ卵焼き。さらにお刺身や椀物、湯葉豆腐、デザートまでそろい、朝から贅沢なラインナップでした。
まとめ|強羅花壇で“がんばる自分”をリチャージ
重厚なロビーと柱廊、バルコニーからの絶景や客室の内風呂、そしてスタッフの温かい心遣い。
強羅花壇は、3歳子連れでも安心して非日常を味わえる最強のご褒美宿でした。お正月明けの疲れを癒やし、家族の絆も深まるひととき。次の記念日や連休には、ぜひ早めに予約してこの特別感を体験してみてください。
強羅花壇
住所:〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
電話(代表):0120-131-331
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